アラート管理

メインメニュー → システム → アラート管理

 

アラートとは、E-Mailで、お知らせや督促などを送信する機能です。

基本的に、アラートはバッチで(自動にまとめて)送信されますが、スタッフが手動で送信することもできます。ここでは、送信するアラートの条件設定や送信文面の編集、また手動でのアラート送信について説明します。

 

1.メニューを選択する

☞ 処理を行うメニューを選んでください〈画面1〉。

※ アラートの種別毎に、環境設定・条件設定・データ登録を行うことができます。なお、種別によって入力項目が異なります。

 

アラート管理           全アラートデータの管理画面です。データの表示および送信を行います。→2-

アラート履歴           アラート配信した履歴の一覧を表示します。          →2-

アラートバッチ履歴        バッチで(一括で)アラート配信した履歴の一覧を表示します。 →2-

環境設定             メール配信時の、送信日や見出しなどを設定します。      →2-

条件設定             アラートデータ作成時の、抽出条件の設定等をします。     →2-

データ登録            アラートデータを、抽出条件に沿って登録(作成)します。   →2-

定型文設定          メール配信時の、見出しなどを定型文として設定します。    →2-

 

〈画面1 アラート管理メニュー〉


   アラートの種類

予約確保

予約していた資料が確保されたことを、利用者に通知します。確保時に手動で送信する事も可能です。[象データ] 予約確保データ

 

予約確保解除通知

予約確保解除を行う際に、予約確保解除と同時にメールを送信するかどうかの設定を行います。「対象データ」予約確保データ

 

予約解除通知

予約解除を行う際に、予約解除と同時にメールを送信するかどうかの設定を行います。また、予約解除をある条件に沿って一括で処理し、メールを送信することもできます。「対象データ」予約データ

 

返却期限日通知

返却期限が近づいた資料を借りている利用者へ、返却期限日のお知らせを通知します。[対象データ]貸出データ

 

督促

延滞者へ資料返却の督促をします。[対象データ] 貸出データで延滞中のデータ

 

新着資料案内

新着資料案内を希望者へ定期的に送信します。[対象データ] 蔵書データ(配架状態で、配信区分が対象のもの),アラートデータの作成は、個人ごとの登録(*新着資料通知登録)によって作成されます。※正常なアラートデータの状態は「継続」となります。

 

図書館情報発信(カレントアウェアネス)

図書館からのお知らせ(カレントアウェアネス:定期発行メールなど)を、希望者へ定期的に送信します。[対象データ] 設定したファイル(図書館情報の種類ごとに設定),アラートデータの作成は、個人ごとの登録(*図書館情報受信登録)によって作成されます。※正常なアラートデータの状態は「継続」となります。

 

お知らせ

図書館から知らせたい情報を送信します。[対象データ]設定したファイル

また、対象データを登録日で抽出し、“MyCARINを利用できるようになりました”といった通知にご利用なれます。※正常なアラートデータの状態は「継続」となります。

 

ILL着信通知

ILLで希望した借用資料および複写の到着を通知します。[対象データ]ILLデータで、状態が「到着処理中」か「確認」のデータ

 


CARIN-ILL着信通知

CARIN-ILLで希望した借用資料および複写の到着を通知します。[対象データ]ILLデータで、状態が「到着処理中」か「確認」のデータ

 

希望資料到着通知

MyCARINの希望資料申請で申請した資料の到着を、利用者へ通知します。[対象データ]蔵書データで、状態が「配架」のものが対象 

 

希望資料申請結果通知

MyCARINの希望資料申請で申請されたデータに対して処理した結果を、利用者へ通知します。申請却下を通知したい、といった機能です。[対象データ]希望資料申請データ

 

 


   アラートの抽出から送信までの流れ

 アラートデータは、バッチ(自動)で送るか、スタッフが手動で送信します。

 バッチ送信は条件設定に従います。例えば、指定の期限を過ぎた延滞資料の督促や、利用者に情報を送信する場合です。これらの送信は継続的に行われます。

 一方で手動で送信するのはその場限りの特殊なケースです。例えば、悪質な利用者への督促や、エラーがあって送られなかった場合などです。

 バッチで送信する場合はルールが必要で、「条件設定」でその設定を行いますが、手動で送信する場合も、このルールは適用されます。手動で送信する場合は、「アラート管理」で行います。ただし、「アラート管理」は、存在するデータを送信する機能ですので、送信するためのデータを作らなければなりません。「データ登録」では、そのデータの作成を行います。

 

図注意:条件設定は共通です

 

 


-A.アラート管理

全アラートデータの管理画面です。アラートのデータ表示、および出力を行います。

アラート出力は、通知方法が"E-Mail"に設定されている場合は、E-Mailを送信します。

また、"E-Mail"以外に設定されている場合は、データ状態の変更などを行います。

なお、出力するデータは、画面に表示されているものです。

 

☞ データを絞込む場合は、条件を入力して、データ表示〈画面2−@〉をクリックしてください。データが表示されます〈画面3〉。

☞ E-Mailを送信する場合は、「種別」「通知方法」「状態」〈画面3−@〉が入力されていることを確認して、アラート出力〈画面3−A〉をクリックしてください。

〈画面2 アラート管理〉

〈画面3 アラート管理〉

 


-B.アラート履歴

アラート出力した履歴を表示します。

 

☞ 表示するデータを絞込む場合は、条件を入力して、データ表示〈画面4−@〉をクリックして下さい。

※ 「エラー件数」がなくて「その他エラー情報」がある場合は、エラーで送信およびデータセットされていません。

 

〈画面4 アラート管理 履歴一覧〉

 


-C.アラートバッチ履歴

バッチでアラート出力した履歴を見ます。

 

☞ 絞込む場合は、条件を入力して、データ表示〈画面5−@〉を押して下さい。

〈画面5 アラート管理 バッチ履歴一覧〉

 

  バッチのタイミング

バッチとは、コンピュータ用語で一括で処理を行うことを意味します。

バッチ処理の実行時間はOSのタスクで管理します(Windows=タスク、Linux=crontab)。

例えば、バッチ処理を午前3時に設定すると、午前3時に一斉にメールが送信されます。

 

 


-D.環境設定

メールの文面の形式や送信のタイミングなど、メール配信の環境を設定します。

 

☞ 以下の必要事項を入力して、登録〈画面6−@〉をクリックしてください。

 

・送信タイミング〈画面6−A〉は、日付指定か、定期的(曜日を指定)のどちらかを選んでください。

・「サブジェクト・ヘッダー・フッター」に関しては、ファイルで設定する事も可能です(次頁参照)。 なお、ファイルと以下の設定事項が両方あった場合には、両方とも反映されます。

・複数館指定する場合には、利用者設定(所属館)に注意して下さい。二重に送られる可能性があります。

・アラートデータ送信設定〈画面6−B〉には、通知方法を「E-mail」、状態を「通常」(新着資料案内とお知らせは「継続」)にしてください。

・テスト環境(CARINTEST)でのみ、データ側にメールアドレスがあっても、設定したテストメールアドレス〈画面6−C〉へ送信されます。

〈画面6 アラート管理 環境登録〉

 

 


   ファイルからサブジェクト・ヘッダー・フッターを設定

サブジェクト(タイトル)、ヘッダー(文頭)、フッター(文末)は、サーバ上のテキストファイルから編集することもできます。ファイル場所は、WindowsC:\CARINdata\Alertlinux/carindata/alertです。ファイル場所は変更可能です。

 

ファイル名                  内容

DunningMailFoot.txt             督促状フッター

DunningMailHead.txt              督促状ヘッダー

DunningMailSub.txt              督促状サブジェクト

ReserveMailFoot.txt               予約フッター

ReserveMailHead.txt             予約ヘッダー

ReserveMailSub.txt                予約サブジェクト

SDIMailFoot.txt                   新着資料通知フッター

SDIMailHead.txt               新着資料通知ヘッダー

SDIMailSub.txt                 新着資料通知サブジェクト

DueDateMailFoot.txt          返却期限日通知フッター

DueDateMailHead.txt         返却期限日通知ヘッダー

DueDateMailSub.txt          返却期限日通知サブジェクト

 

※ 全館共通ではない場合、ファイルでは対応できません。

※ ファイルと環境設定両方に設定がある場合、両方とも反映されます(二重化)。

 

 


-E.条件設定

アラートデータ作成時の、抽出条件の設定等をします。

☞ 必要事項を入力して、登録〈画面7−@〉をクリックしてください。

※ 全予約確保資料および利用者を抽出したい場合には、何も入力しないで下さい。

〈画面7 アラート管理 予約確保データ抽出条件登録〉

 

 

-F.データ登録

手動でアラートを送信する際に必要な、アラートデータを作成します。

アラートデータは、抽出条件に沿って登録(作成)します。前頁「 条件設定」で設定した条件の初期値が表示され、それをもとにデータの登録を行います。

 

☞ 必要事項を入力して、条件設定→データ登録〈画面8−@〉をクリックしてください。

〈画面8 アラート管理 予約確保データ抽出条件登録〉

 


-G.定型文設定

メールの見出し、文面を定型文として設定します。

 

☞ 定型文を新規で作成する場合には、以下の必要事項を入力して、新規登録〈画面9−@〉をクリックしてください。

☞ 登録している定型文を修正する場合には、以下の必要事項を入力して、上書き保存〈画面9−C〉をクリックしてください。

☞ 登録している定型文を削除する場合には、以下の必要事項を入力して、削除〈画面9−D〉をクリックしてください。

 

     保存名称〈画面9−A〉は、任意の保存名称を入力してください。登録後、入力された名称が保存済定型文のプルダウン項目に追加されます。

     この定型文を全館共通で使用〈画面9−B〉には、全館共通で定型文を使用する場合は、「する」、館別に定型文を設定する場合は、「しない」にしてください。

     タイトル(Subject)の入力値は送信メールの件名、文頭(Header)の入力値は送信メール本文の文頭に、末尾(署名など、Footer)の入力値は送信メール本文の末尾にそれぞれ表示されます。


〈画面9 アラート管理 定型文設定〉

 

  どんな時に設定するの?

督促頻度の違いによりメールの内容を使い分ける時や、利用者区分によりメールの内容を使い分ける場合に設定してください。