オンライン貸出統計

メインメニュー → カウンター → オンライン貸出統計

 

 貸出ランキングを基に貸出の統計をバーグラフで表します。

 これまでの貸出統計ではレポートの出力が必要でしたが、オンライン貸出統計ではリアルタイムな貸出情報を、簡単なグラフ表示をしたり、様々な条件で絞り込んで表示することができます。数値結果はEXCELで出力することができます。ただしこの統計は傾向を把握するためのものです。ログから抽出する統計とは誤差が生じる可能性がありますのでご注意ください。

 

1.                            出力条件を絞り込む

 貸出統計は、所蔵別、利用者区分別、所属区分別、貸出出所別から絞り込むことができます。絞り込み方法は、後述の[1−A][1−E]を参考にしてください。

 各画面には集計グラフタイプのボタンがあります〈画面1−@〉集計グラフタイプとは、グラフの種類を選択できるボタンのことで、総計グラフと対象別グラフがあり、どちらか選択することで以下のように違うグラフを作ることができます。

・対象別グラフ…各チェック項目別にグラフを作る場合に用います。結果画面は3−A〈画面8〉参照。

・総計グラフ……各分類対象で複数チェックした場合(すべても含む)にその総計でグラフを作る場合に用います。結果画面は3−B〈画面9〉参照。

 

(画面1 貸出出所別貸出統計)


1−A 所蔵別で絞り込む

絞り込む所蔵にチェックをしてください〈画面2−@〉。

 

※ 所蔵不明〈画面2−A〉は、貸出後所蔵が削除された場合の本、または、何らかの理由でCARIN内部の検索インデックスに不整合 (=所蔵があるのにそのインデックスが無い)が発生した本のランキングが表示させます。後者は、書誌データの(簡易or一括)編集で登録の再実行を行うことで修正されます(or検索インデックス野再構築)。なお、所蔵不明は単独でしかチェックできません。

 

(画面2 所蔵別 貸出統計)

 

 

1−B 利用者区分別で絞り込む

利用者区分(学生や教員など)から統計を絞り込みます。

絞り込む利用者区分にチェックをしてください〈画面3−@〉。

 

(画面3 利用者区分別 貸出統計)

 


1−C 所属区分別で絞り込む

所属区分(学生や教職員など)から統計を絞り込みます。

絞り込む所属区分にチェックをしてください〈画面4−@〉。

 

(画面4 所蔵区分別 貸出統計)

 

 

1−D 貸出出所別で絞り込む

貸出館から統計を絞り込みます。絞り込む貸出館(所在区分1)にチェックをしてください〈画面5−@〉。

 

(画面5 貸出出所別 貸出統計)

 


1−E 公開テーマや検索対象で絞り込む

高機能検索と同様の手順で絞り込みます。

公開テーマと検索対象でチェックした項目は、各分類画面移動で保持されます。

 

(画面6 公開テーマ表示、検索対象表示)

 

 

2.各単位を選択して実行する

※ 集計単位は 年度(4月-3月) の何れかを指定します。

※ 集計する貸出期間は、貸出近々指定(選択すると実行を押さずにグラフが表示されます)か、日付指定(カレンダーを押して日付を決定できます)で行います。

※ 日付指定を行わずに実行した場合、貸出データ登録の全期間を集計対象にします。

※ カレンダーの隣にあるクリアーを押すと日付がクリアーされます。

※ 条件クリアを押すと公開テーマ、検索対象の指定も含めすべての条件をクリアーします。

 

(画面7 貸出期間指定)

 

 

-A.結果が表示される(対象別グラフ)

 下記のグラフは、「所蔵別貸出統計」の集計グラフタイプが「対象別グラフ」で所蔵館を「本館」「工学部」「農学部」にチェックし、「公開テーマ」、「検索対象」をすべてにして内容を絞り込み、集計単位を年度にあわせ、日付指定をせずに作成しました。

 

 〈画面8−@〉は、期間全体集計、以下が集計単位の対象別貸出回数を表示します。ここには総貸出回数のほか、集計単位での最大貸出回数、最小貸出回数(貸出回数=0の集計単位は除く)、有効な(貸出回数>0)集計単位の数(例では年度数)、平均貸出回数(=総貸出回数/有効な集計単位数)、総貸出書誌数、重複貸出回数(=総貸出回数/総貸出書誌数) および検索条件式を表示します。

 〈画面8−A〉では、各集計単位の貸出回数、重複貸出回数(括弧付きの値)と貸出回数のバーグラフ表示をします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 集計実行が有効に行われるとExcel出力〈画面8−B〉ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると画面表示の集計内容と同等のデータがExcelデータとしてダウンロードできます。

 

(画面8 所蔵別統計 対象別グラフ)


-B.結果が表示される(総集計グラフ)

 〈画面9−@〉は、期間全体集計を表示します。ここには総貸出回数のほか最大貸出回数、最小貸出回数(貸出回数=0の集計単位は除く)、有効な(貸出回数>0)集計単位の数(例では年度数)、平均貸出回数(=総貸出回数/有効な集計単位数)、総貸出書誌数、重複貸出回数(=総貸出回数/総貸出書誌数) および検索条件式を表示します。最大貸出回数と最小貸出回数にハイパーリンクがついています。それぞれをクリックするとその最大、最小の集計期間のところに画面をスクロールします。日や月等で期間データが多くなった場合、最大最小の貸出回数の期間を見つける際に有効です。

 〈画面9−A〉では、各集計単位ごとの貸出回数、重複貸出回数(括弧付きの値)と貸出回数のバーグラフ表示をします。

 集計実行が有効に行われるとExcel出力〈画面9−B〉ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると画面表示の集計内容と同等のデータがExcelデータとしてダウンロードできます。

 

(画面9 所蔵別統計 総集計グラフ)


4.詳細画面を開く

 集計結果画面には、各集計期間や集計対象にハイパーリンクがあります。それらのハイパーリンクをクリックするとその貸出回数の明細資料一覧(具体的にどんな資料が貸し出されていたか)を表示する貸出統計資料一覧画面に移ります。

 〈画面10〉は〈画面9−A〉内の7.2001/04/01-2002/03/31を押した場合の結果です。すると資料一覧画面に移ります。資料検索の一覧表示で表示順を「貸出ランキング」とした場合と同様な画面になります。

 

(画面10 貸出統計 資料一覧)


! 貸出レポートの数と結果が異なる

 オンライン貸出統計は、資料検索貸出ランキング利用のため、書誌データ毎に貸出回数を集計し、所蔵別は貸出館でなく蔵書データの所在区分をベースにしています。資料検索で所在区分対象条件を指定した場合、その所蔵内資料での貸出ランキングを行うためです。

 このため、資料貸出後にその所在区分が変更された場合や、書誌や蔵書データが削除された場合は、貸出時点での書誌所蔵状況の再現表示が困難なため(常に現在の書誌所蔵データをベースに表示)、その分の貸出回数はカウントされません(表示貸出回数に入りません)。

 また、同じ理由でレポートのカウンター統計の貸出回数と完全には一致しません。レポートのカウンター統計は、貸出ログより件数をカウントし、現時点での書誌所蔵データとの関連は問いませんから、レポートの貸出回数のほうが多くなります

 各貸出回数にその明細書誌を表示するハイパーリンクがあり、それを選択するとその貸出回数の明細資料を表示します。ただし、現時点での書誌蔵書データで明細書誌を表示するため、この場合、統計画面の貸出回数とその明細書誌画面での総貸出回数が不一致になるケースがあります

 あくまでも傾向をみるという目的でお使いください。