はじめに

 CARIN - Communication and cataloging tools with resources on Internet - かりんは、円滑な図書館業務を実現する、図書館パッケージシステムです。

 CARINはインターネット上に散らばる無数の情報を集めて、有効に活用できるように設計されています。たとえば、NIIZ39.50から書誌情報をシームレスに取り込むことで、目録作業を多様にスムーズに行えます。また、OPACからEJ(電子ジャーナル)などの外部データベースにリンクすることもできます。さらに、弊社の学術情報ナビゲーションシステム“Knowledge Worker”との連携により、収書業務を全てオンラインで行うことができます。

 CARINは、利用者とのコミュニケーション機能に重点を置かれています。Eメール機能により、SDIや図書館情報などのカレントアウェアネスサービスや、予約・督促などの通知を自動で行うことができます。また、自宅からCARINにログインして、希望資料の申請や、予約、公開テーマ(検索集合の公開)を作ることもできます。

 

 CARINは、Microsoft社のInternet Explorerで、図書館の様々な業務を、インターネットのホームページを閲覧する感覚で行うことができます。充実したHELP画面により、状況に応じた操作をサポートします。


 CARINではこの他にもいくつかの大きな特徴を備えています。

・次世代DBMS Cache”による高速なデータベース環境

・多言語対応

・新NII-CATに対応

ISO-ILLに対応

・主要なデータフォーマット(MARC)に対応

・蔵書点検,緊急時の貸出返却機能

・自動貸出返却装置(ABC−U)に対応

 

 このマニュアルでは、これらの操作手順をメニュー単位で説明します。